小説– category –
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		  【えちゅーど】1. – Yuki & Chika登場人物 悠妃 高校1年。チカとは小学校からの付き合い。都内のマンションに一人暮らし。チカを大きな子供のように思っていて「どうにかして、チカをまともな人間にしなければ!」と考えていたが、チカと特別な関係になったことで、その思いをより一層強く...
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		  【小説:私があなたに!】23.友達風間 美桜。自分勝手な理由で私を嫌いになって、そして自分勝手な理由で私を嫌いじゃなくなって、そして自分勝手な理由で私と友達になりたいと言う。 そして私は『絶対』が無い友人関係に失望して友達と距離を置いたにもかかわらず、それでもどこかで、...
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		  【小説:私があなたに!】22.日和と美桜(よかった…………) 「ありがとう」って言ってくれた時の風間さんは笑った顔ではなかったけど、緊張が取れた優しい顔で、すごく、すっごく可愛かった。 これから彼女と仲良くなれるかもしれない。そんな期待で私もすごく嬉しかった。 なのに………………。 「...
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		  【小説:私があなたに!】21.美桜と日和②いきなり青井に話しかけられたときは本当に驚いたけど、最大の難関と思っていた二人で話せる時間の確保できたのは本当によかった。 なぜ、彼女の方から話しかけてくれたのかは、分からなかったけど。 手紙は昼休みに渡したと、ちひろから教えて...
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		  【小説:私があなたに!】20.ちひろ手紙を私に預けたみおは、心底安心したような様子だった。 (あー、かわいいなー) 青井さんの件に限らず、みおは高校に入ってからは全然余裕が無い様子だったけど、先日私の家に泊まった後は、憑き物が落ちたように柔らかい表情をするようになった...
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		  【小説:私があなたに!】19.美桜と日和①ちひろの家から戻ったが、不思議と母親からも父親からも何も言われず、ただ「どこかに行くときは連絡しなさい」という注意を受けただけで終わった。 ちひろ母のおかげかもしれないが、逆に何をしたらこうなるのだろう。 あっけにとらわれるほどあっ...
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		  【小説:私があなたに!】18.風間さんただ、風間さんだ。 なぜ彼女は、ここまで私に執着するのだろうか。 もう1つ、分からないことがある。 私はなぜ彼女の笑った顔がみたいなどと思ったのだろう。 そんなこと、最近は友達相手に思うことはなかった。 「ふむ…………何かおかしい」 ...
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		  【小説:私があなたに!】17.青井 日和②「日和ちゃんは、なんでも自分の思い通りになると思ってる!」 (あぁ、これは夢だ) 同じ夢を今まで何回見ただろう。 繰り返し、繰り返しみた過去の情景。 あまりにもたくさん見たせいで、最近はこれは夢だとすぐに気がつくようになっていた。 た...
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		  【小説:私があなたに!】閑話三:隠していること「友達になれたらいいね」 私はみおちゃんにそう伝えるのが精一杯だった。 大好きなみおちゃんが傷ついていることへの苛立ちから感情が抑えられず、元凶の1つのみおちゃんのお母さんを責めてしまった。 私は、みおちゃんが好きだ。 おそらく友達...
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		  【小説:私があなたに!】16.ちひろと美桜「えっとね。みおは本当に不器用。不器用だけど、とっても優しいってことを私は知ってる。そして、逆にこれは今まで知らなかったこと」 「みおが学校に来なくなっちゃって、それで、何度かみおの家にも行って、みおのお母さんと話した。ただ…………本当に失...
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		  【小説:私があなたに!】15.決意「…………うぅん」 (……ここ……どこ?) 「みお、起きた? おはよう!」「……なんで、ちひろ…………あっ、お、おはよう。ちひろ。そっか、昨日ちひろの家に泊まって……」 「ゆっくり寝られたみたいだね。よかった。布団いつもと違ったから、どこか痛いところない...
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		  【小説:私があなたに!】閑話二:ちひろの思い(……みお、寝ちゃった。本当に大変だったんだね。もう大丈夫だから、一緒に解決していこ) 素人目にみても、みおはボロボロだった。 よっぽど精神的に疲弊していたのだろう。 私に会ってからもみおはたくさん泣いていた。 今はその限界がきたのだと...
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		  【小説:私があなたに!】14.エスケープ家を出るとき、メモをリビングに残しておいた。 色々と書く時間がなかったので、今まで学校を休んでしまったことに対しての謝罪と、悩みを聞いてもらいにちひろの家にいくこと。 そして、ちひろから教えてもらった、ちひろの家の住所と電話番号も記載...
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		  【小説:私があなたに!】13.どん底「美桜、今日も学校行かないの? いい加減にして」 (……うるさいな) 「何が気に入らないの? 今日でもう何日になると思ってるの?」 (……うるさい) 「お母さん、先生になんて言ったらいいのよ。まったく、何でこんなことになっちゃったの」 休...
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		  【小説:私があなたに!】12.日和への美桜の思い私はなんなのだろう。 青井 日和が嫌いだった。 ただそれは、嫌うことで自分の精神を安定させていただけだった。 自分が正しいのだと。 こんな私には絶対にならないはずだった。 私は、親にも迷惑をかけることが少ない手のかからない子供...
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		  【小説:私があなたに!】11.放課後尾行タイム②退屈な授業が終わって、放課後…………。 「うーーん。終わったー」 ノビをしつつ、誰に向けるでもない言葉で自分を労う。 さてさて…………。 「ひよりー。今日ひまー? ちょっと買い物いかない?」 そう声をかけられ一瞬考える。 「ごめん。今日ち...
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		  【小説:私があなたに!】10.放課後尾行タイム①気乗りしない予定が控えていても1日はそれなりに過ぎていき、ホームルームが終わり、帰宅する人、部活や委員会に向かう人など、それぞれ教室をでていく。 「バイバーイ」「ちひろ、またねー」 (ちひろは今日も元気だなー) 一緒に帰ろうと誘われ...
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		  【小説:私があなたに!】9.日和の苦悩風間 美桜。 彼女はいつも何かに怒っているように見えた。 ちひろを別にして特に仲の良い友達がいるわけでもない。 彼女の周りには、どこか厚い壁があるみたいだった。 私以外のクラスメイトには、悪態はついていないように思う。 総じて無愛想...
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		  【小説:私があなたに!】8.新しい日常?その次の日も青井 日和は図書室に現れた。 その次の日も、その次の日も。 「ここいいですか〜」 必ずそう聞いてくることから始まる。 「いちいち聞かなくっていい」「そうなの? 礼儀かと思って」 そんなことを言ってケラケラと笑う。 ただ...
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		  【小説:私があなたに!】7.美桜と日和「みおまたねー」「ちひろ、部活がんばってねー。ばいばーい」 朝方は元気がないように見えたが、体育の授業が楽しかったのか、給食が美味しかったのか、放課後に近づくにつれ元気を取り戻したちひろと別れて自分は図書室に向かう。 最近、用事が...

 
	 
	 
	 
	 
	