『泊まりに行くこと、母親から許可でたよ。あっけなかった。明日行ける。お世話になりますって、お母さんにもよろしくお伝えください』
お風呂からあがると、メッセージアプリにみおちゃんからメッセージが送られてきていた。
(やったぁ!)
日和とみおちゃんが、友達になったということは別々に二人から話を聞いていた。
『友達になれたらいい』と思っていた私は、そのことを聞いて本当に、本当に心の底から嬉しかった。
でも、その後の話はあまり聞いていないので、みおちゃんから色々と聞いてみたいと思って企画したのが今回のお泊まり会。
嬉しくて、髪を乾かす前に報告のため駆け出す。
「お母様、明日、みおちゃん泊まりに来れるって。やったぁ!」
「ちひろちゃん、よかったわね。前回は、みおちゃんにお料理あまり食べてもらえなかったから、今回は張り切っちゃおっか!」
「うん。ありがと!」
みおに返事を返していないことに気づき、メッセージアプリを開く。
まだそこまで遅い時間じゃないから、返信しても大丈夫かな。
『よかった! 嬉しい。さっきお母さんに言ったら、料理、張り切って作るって言ってたよ。お腹空かせてきてね』
(この前とは全然違う! 楽しみすぎるよーー)
早く明日になるといい。
元気なみおちゃんが来る。
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